トランペット PR

寒い!楽器が冷たい!冬のトランペット練習はどうすればいい?

寒さを吹き飛ばせ冬のトランぺッター
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

冬は気温もモチベも低下?

今日も元気にトランペットを吹いている皆さん、こんにちは!
冬は寒くて大変ですよね。
雪が多い地域の方は、なお大変。
中学高校の吹奏楽部の皆さんは、登下校するのも一苦労だと思います。
「楽器の練習なんかやめて、帰ってコタツでみかん食べた~い」なんて思うこともあるでしょう。
身も心も楽器も冷えきった状態では、やる気が起きなくなるのも当然です。

「どうも気持ちが上向かない」というときは、思い切って休むのも手です。
部活を休むときは、それらしい理由が必要になると思いますが、まぁ何とかなるでしょう(無責任)。
でも、休んでばかりもいられないのが管楽器奏者のツラいところ。
寒さに凍える心と体に鞭打って、練習しないといけない日もあるはず。
どうせ楽器を吹くなら、少しでも効果的な練習をしたいところですよね。

というわけで、真冬も休まずがんばるトランぺッターのために、冬のトランペット練習で心がけたいことをお話ししていきます!

冬のトランペット練習で気を付けること!

暖炉の火

ポイント①:唇をケアする!
ポイント②:楽器に息を吹き込む!
ポイント③:体を動かす!
ポイント④:体調管理をしっかり!

ポイント①:唇をケアする!

空気が冷たくて乾燥していると、唇はすぐにカサカサになってしまいます。
冬になると、私はかなりの高確率で口角炎(唇の端がひび割れてしまう症状)になり、楽器が吹けなくなる時期があります。

なんといっても、唇はトランペット吹きの命。
唇が切れたりひび割れたりした状態で、無理に楽器を吹こうとするのは絶対にNGです。
人間の身体は、痛い部分を無意識にかばうようにしてしまうもの。
唇も例外ではなく、傷やひび割れがある状態で無理矢理楽器を吹くと、唇の形が乱れて不自然なフォームが身に付いてしまいます。

意識して、普段から唇の乾燥を避け、十分にケアしてあげましょう。
リップクリームを持ち歩き、まめに唇に塗るようにすると良いです。

金管楽器奏者用のリップクリームも販売されています。

私も最近これを使っていますが、塗った後の「持ち」が非常に良いように感じました。
香りや塗った感触もクセがなく、大変使いやすいです。
よかったら一度、お試しあれ。

ポイント②:楽器に息を吹き込む!

楽器の保管場所には、通常暖房が入っていないことが多いですよね。
楽器ケースも、ほとんどのものは保温できるような構造にはなっていません。
そんなわけで、いわば金属の塊である金管楽器は、冬になるとキンキンに冷えます
まるで氷のようなマウスピースを唇にあてた瞬間、全身が凍りそうになってしまいます。
楽器が冷えたままで吹けば、楽器内に水が溜まりやすくなり、演奏にも支障が出ます。

冬の時期、私は練習の前に、楽器内に思い切り息を吹き込むようにしています。
音を出さず、息だけを吹き込むのです。
吹き込む際は、1~3番のピストンを全て押した状態にします。
そうすることで、楽器内全体に息が回るようになるからです。
寒いときは呼吸も浅くなってしまうので、腹式呼吸の要領で全力で息を送り込みます。

すぐに楽器が温まるわけではありませんが、何回かこれを繰り返せば少しは温まった感じになります。
実際に練習で音を出し続ければ、自然と楽器は温まってきますので、気分の高揚とウォーミングアップも兼ねてのルーティンみたいなものですね。

ポイント③:体を動かす!

寒いところに長時間いると、体がこわばるように感じることがあると思います。
温度が低いと筋肉が硬直し、動きも鈍くなります。
トランペットなどの金管楽器を吹くときは、当然呼吸が重要ですから、体がこわばっていると十分に息を吹き込めず、満足な状態で楽器を吹くことができません。
練習前に体を動かし、少しでも良いコンディションで楽器を吹けるようにすることが大切です。

といっても、別に筋トレや走り込みをする必要はありません。
練習場所の中を歩き回ったり、軽くストレッチをしたりすれば十分です。
私は練習を始める前に、よく室内を歩きながらウォーミングアップをしています。

いくら調子を整えるためとはいえ、あまり不審な動きをしていると周囲の人に怪しまれますので(笑)、ほどほどにしておきましょうね。

ポイント④:体調管理をしっかり!

これが一番大事なことです。
特に新型コロナウィルスの感染が拡大している時期は、マスクの着用やこまめな手指消毒などの基本的な感染対策をしっかり行い、「密」な状況を避けるようにして感染を防ぐようにしてください。
中学高校の吹奏楽部では、学校側が感染対策に特に気を配っていると思いますので、必ず先生の指示に従って練習に取り組みましょう。
大学や社会人のサークルの場合は、感染が拡大しているときは大人数での練習を控えることも検討してみてください。
コロナに感染したら、楽器の練習どころではなくなってしまいますからね。

コロナ以外でも、冬は風邪やインフルエンザなどに罹りやすい時期です。
普段から温かい服装を心がけ、疲れたら無理をせず、体を温めてゆっくりと休んでください。
トランペットの練習も、たまには休むことが必要ですよ。

心温まるような演奏をしよう!

身も心も冷え切る中での、冬のトランペット練習についてお話ししてきました。
雪の多い地域では、雪害や交通事故が多く発生しますので、冬は心穏やかではいられない季節です。
一方で、スキーやスノーボードなど、冬ならではの楽しみもあります。
静かな夜に窓の外で深々と降り積もる雪を眺めていると、淋しいような、心洗われるような、不思議な気分になることはありませんか?

学生や生徒の皆さんにとっては、卒業や進級といった「節目」の年度末が近づき、多感になる時期だと思います。
トランペットは、気持ちや思いを込めることで音色が驚くほど変化する楽器です。
今までのこと、これからのこと、そして演奏を聴いてくれる人々のこと。
いろんなことに思いを馳せながら、冬だからこそ、心温まるサウンドを奏でましょう!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
今回の私の話が、皆さんのトランペットライフに少しでも役立てば嬉しいです!

ABOUT ME
アバター画像
古閑らいこう
トランペット歴25年。小学校でマーチングバンド、高校で吹奏楽部、大学で学生オーケストラに所属し、トランペットを担当。現在は地域の子どもたちの指導にあたっているほか、ビッグバンドのコンサート等で年に数回演奏を披露。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA